静岡にやってきました

暦リズムは正常のようで今日は雨。昼間の樹状細胞な話はどこかに置いておくとして、そんなの知らなかった名物静岡おでんを食べに路地に繰り出しました。
静岡駅の北口には座席 10 人未満の店舗が軒を連ねている場所が数か所あり、なんでも戦後以降の歴史を持つ庶民的なおでんだとか。共通する特徴は汁が黒だそうです。
外見からでは甲乙付けがたくうろうろしているうちに店主のオヤジに呼び込まれたなんとかという (失念) 一軒で名物をいただくことにしました。
しかし、この店 (店名忘れ) はかなり独特だったのではないかと思う。
特殊性の片鱗その一、おでんがぬるい。 50 度弱ではないかというぬるさであった。こういうものなのか?という素朴な疑問には待ってましたというようにオヤジが応える。オヤジがいうには、うちはアクに対して細心の注意を使っているのさ。この汁も毎日こしている。温度を上げるとアクがひどい。他の煮えたぎっている店を見てみるとアクだらけだろ?あんなの食えたもんじゃない。…。片鱗その二、玉子が後入れ半熟。ゆるくゆでられた卵を冷蔵庫から取り出し、むきにくそうにむいてから、レンゲにオン。しばらくぬるいおでん汁で暖めて完成。片鱗その二、おすすめドリンクが生わさびサワー。口の中では苦く、胃では熱い飲み物です。サッパリするという効果はあるけど、大量にはいらないと思います。後の N 氏の表現では「罰ゲームの飲み物」とはかなり的確です。
特殊体験でおでんを楽しむというより、空気をネタにするしかない状況の空間。まぁ、おでんは熱いほうがおいしいということがわかりました。