取引ナビ

Yahoo! オークションではメールでの連絡ではなく「取引ナビ」が推奨ということに気づく。しかも来月からは、取引ナビのみが公式には唯一の連絡手段になるとか。

今後の取引の連絡には、取引ナビをご利用ください。 メールアドレス情報は、2007年7月4日以降、表示されなくなります。

そんなに Yahoo! に面倒を見てもらわなくてもいいですよ…と違和感を覚えました。Yahoo! オークションは単純に結びつけをしてくれるだけという姿がいいとかねがねつねひごろ思っています (Yahoo! も「Yahoo! は仲介しません」のような姿勢には変化がないはずです。一貫していてエライところです)。
メールが普通の通信手段だと思っている自分には、売り手と買い手のメールアドレスを互いに表示してくれる Yahoo! オークションが始まって以来の伝統的なスタイルで十分なのです。メールアドレス制をすっぱり廃止する訳は、メールアドレスを教えたくない層への取り込みと、連絡手段の不統一を嫌うという案外幅を利かせている属性への配慮を理由にしているのではないでしょうか。あとは、メールが送ったのに届かないという不幸の排除やトラブル時の記録として (Yahoo! 側から) 有効で便利ということかもしれません。
個人的に問題になるのは、

  1. メッセージあたり 1024 文字 (たぶん 2048 バイト) 15 メッセージまでという制限
  2. 120 日というらしい期間限定のメッセージ保存

この二つが大きい。細かいところでは、 URL がクリッカブルでなく、せっかくの文字列 http://hogehoge... を入れておいても、なんか「お手数おかけしますが」的な気分です。面倒くささでは、逐一ブラウザでメッセージごとにページを切り替えて見るのはおっくうです。オフラインでの操作もやりにくくないですかね。1 年間の保証やアフターサポートには、今のところメールの記録に頼っているものが、ナビで 120 日で記録が消えるとなると、取引ナビアーカイブ的な物を作って動かしておいた方がいいかなあ、となります。
いまのところメールがもっとも自由な連絡手段であると思います。メールのためのクライアントの選択も自由だし、自動化も世の中の資産が使えます。複数の取引が同時進行しても Yahoo! に管理してもらうまでもなく、それなりにスレッドで管理できますし。
なんてことを思うのは、手間の異常にかかる変な出品しかしていないという特殊な自分だからであって、普通の売り切りの出品物の取引には取引ナビでもいいと思います。 1000 文字を越える文章が当たり前っていうのは非常識なのもまぁそうですし、やたらとサポートが長いというものあまりないことでしょう。
自前の特殊取引ルールを押しつけることはしたくない気持ちで、しかたなく不自由な取引ナビに適応していくようにはしますが、 Yahoo! も数字制限の緩和とかメッセージを賢く表示するとか実施してくれるといいな、程度。もちろん、メールアドレスを伝えてくれる人にはメールでご連絡いたします。

Yahoo! 知恵袋の参考アーティクル↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411809484
http://search.chiebukuro.yahoo.co.jp/search/search.php?p=%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%83%8A%E3%83%93&flg=3&dnum=2078297287